朝からぱっかーんと晴れた天気のいい日は
背筋がシャキッと伸び、体調も気分も良く過ごせますが
どんよりとした曇り空、雨がじとじと降る日は
気分も下がるし、身体に痛みを感じたり
体調が悪くなることもあります。
天気の良し悪しは
高気圧と低気圧が関係していますが
低気圧は体への悪影響があるので注意が必要です。
というのも、先日外出先で
低気圧による偏頭痛がひどくて
立っているのもしんどくてトイレに立てこもる
というのを経験しました。
普段は頭痛薬でその場をしのぐんですが
その日はちょうど頭痛薬切れで、
ただただ治まるのを耐えるのみ。
応急処置の方法を知らなかったので
辛い時間が長引いてしまいました。
そこで今回は、低気圧の日に偏頭痛が起きる原因と
万が一、頭痛が起きた時に効果的な処置を紹介します。
低気圧を感知するセンサー→耳
人間の耳は、飛行機に乗ったときや
新幹線でトンネルに入ったときに
耳がキーンとなったり、鼓膜がボコボコします。
耳には三半規管という平衡感覚を保つ器官がありますが
頭痛と気圧の研究が進む中で、
前庭(ぜんてい)という器官が
気圧の変化を感知すると言われています。
目と耳の情報の差が自律神経を興奮させる
目から入る情報と、耳がキャッチした情報に
誤差が生じることで自律神経が興奮状態になり、
脳の血管が拡張して、ズキズキと痛みを発します。
これが低気圧が原因により偏頭痛のパターン。
前庭では揺れを感じているのに、
目から入る情報は普段と何も変わりません。
この差で、偏頭痛のスイッチがONになるようです。
雨が降る気配が全くないのに
最初はもんやり、どんどん頭が重くなって
頭痛がひどくなるころには雨が降っていた
なんてことを経験した人も多いのではないでしょうか。
効果的な2つの応急処置の方法
気圧の変化による頭痛が生じた時
3つの効果的な応急処置の方法を紹介します。
- 刺激の少ない静かで暗い所で横になる
- 頭を冷やす
①刺激の少ない場所で横になる
自律神経が興奮している状態は
刺激に対して超敏感になっています。
歩く振動や、空間の照明、周囲の話し声などの
普段、何も感じないような場所でも
ひどい偏頭痛の時は、症状を悪化させてしまいます。
光や音の刺激がない場所で横になって
自律神経の興奮を落ち着かせましょう。
気圧型の頭痛でしんどそうな人がいたら
ぜひ暗い場所・静かなスペースへ誘導してあげてください。
②冷やす
血管が拡張するタイプの頭痛は
ドクドクと脈のリズムに合わせて痛みを感じます。
拡張した血管は、冷やすことで落ち着き
症状を和らげることに繋がります。
アイスノンや氷のうなど、冷たいものを当てて
安静にしておくのが効果的です。
冷たいものが皮膚に当たったときの刺激は
気持ちがよく、気分を紛れさせてくれます。
まとめ
「低気圧の日の頭痛?動けない?甘えてんじゃねぇよ」
僕も昔はこういうタイプでしたが、
実際にひどい偏頭痛を経験したことで
180度考え方が変わりました(._.)
30歳を過ぎると、体質も変わります。
自分が頭痛にならなかったとしても
頭痛に困る人は周りにどんどん出てくるので
もしそういう人が側にいたら、
応急処置の方法を紹介してください。
耐えられないほど痛かったら
頭痛薬を飲んでもいいと思いますし、
応急処置の方法を合わせれば
辛い時間も短くて済みますよ(^^)/
2/4 次のページ>
コメントする